旬感野菜の紹介 エンダイブの巻

プロフィール

分類
キク科キクニガナ属
出身地
ヨーロッパ地中海沿岸
英名
endive

メリケンかぁ~ 〝昭和初期のニオイがしますが・・・〟

エンダイブ、チコリ、トレビス、フェンネル、アーティチョーク、コールラビ 全部がピンとくる人はきっと野菜マニアです。今まで見た野菜の中で解りにくいなと思うものを列挙してみました。コールラビについては今だ喉を通過せずですが・・・・。 このエンダイブなのですが時にチコリと混同されることがあるため市場ではメリケンサラダと呼ばれることもあるようです。このギザギザ葉っぱで苦味が自慢の西洋野菜。アメリカ経由で明治の頃に日本にやってきたようでアメリケンです。岡山では比較的よく小麦粉のことをメリケン粉と言うような気が・・(懐かしい)。

このマイナーな野菜、ヨーロッパでは古くよりこの苦味が肉料理や揚げ物といった素材のつけあわせに好まれよく消費されていました。日本でも近年急速に需要が伸びておりサラダのアクセントとして他の葉物と混ぜて使用されてきていますゾ。

『個性を抑え、さらなる高みを・・・・軟白(なんぱく)栽培。』
軟白栽培=軟らかく白く栽培すること=太陽の光を当てない栽培 ということです。この栽培の代表的な品目が 岡山県なら黄ニラ、一般的にはホワイトアスパラ、ウド、白ねぎなどの野菜が揚げられます。なぜ光を当てないかは各品目により事情が違うようです。色上がり、食べやすさ、香りなど事情は様々ですがいずれにせよその野菜に付加価値をつけるためです。(概ね栄養的にはマイナス面が多いです。)
このエンダイブについても軟白栽培を実施します。その目的はというと苦味を和らげるためであります。この野菜、苦味が持ち味でありますがより広くこの苦味が受け入れられるよう ほどよい苦味に仕上げるのです。
ほどよい苦味、ほどよい甘さ、ほどよい酸味・・・なるほど、苦い 甘い すっぱす よりも美味しそうな感じです~。 ウムッ・・ ほどよい美人 美人 この場合どうなるのだろうか・・

「裸で何が悪い~! 日本一やで~!」

赤磐市山陽町のエンダイブ部会が発展中であります。部会員26名女性も多数おり元気の良い生産活動をされています。1998年部会発足当時は出荷箱数(6玉入)約15,000箱でしたが昨年は48,000箱、売り上げも6500万を越え地域№1の野菜品目となっています。

その進化の影には並大抵でない苦労があります。エンダイブは主産地が夏は長野、冬は千葉のように気候に大変敏感な葉物野菜なのです。その野菜に対してビニールハウスを導入しハウス内を一定の環境に保つための細かい管理を実施、夏場には遮光ネットも張ります。そんなこんなで日本で唯一?と言えるエンダイブの周年栽培(出荷)を成し遂げたのです。軟白にあたって収穫1週間前に生育途中の葉をひもで縛り中心部分を白~黄色に仕上げます。尚且つ、その白い部分を消費者に見せるためにベロンとめくります。まさにひっくり返して丸裸に・・・そしてそして仕上げに より一層美と売り易さを追求し四角に形を整えます。この丸裸エンダイブ、見た目、ほどよい苦味 最高です! まさに
“裸の何処が悪い!”であります。

栽培にそれだけ凝る生産部会の選別の基準は誠に厳格で、東京・大阪の市場でもまたたくまに品質評価日本一の地位を獲得しました。大都会の業務筋で大人気のエンダイブ、岡山では近年、スーパー等でも見かけるようになっていますのでその素晴らしさ生でお確かめ下さい。

お奨めは 冷やして マヨと醤油をつけて エンダイブ のみで食べる、大人の味です。